お世話になります。
水道屋の江頭です。
最近井戸ポンプの故障のご依頼が多いです。
理由は様々ですが、考えられる原因の一つに
「水位の低下」が挙げられます。
「湧く水量」とも置き換えられます。
毎年2月3月は水位が低下しがちです。
(下がる場合があるという意味です)

雨が少ないからですね。
特に浅い井戸(手掘り井戸)は水位が季節によって変動することがあります。
ではボーリングされている井戸はどうでしょうか?
本来ボーリングで深く掘ってある井戸は外の影響を受けづらいという特徴があります。
つまり雨が多く降ろうが少なかろうが、
寒かろうが暑かろうが「水位」や「水温」は変動しないということです。
とはいえ、相手は自然のものです。
いくら深く掘った井戸であっても、全く影響を受けない井戸もあれば影響をうける井戸もあります。
水位が低下したらどうなるの?
水位が低下したらどうなるでしょうか?

水の勢いが弱くなったり、水が出なくなったりします
水位が低下すると勢いが弱くなるのは?
答え:より深いところから水を汲み上げることになるからです。
近くにある水を汲むか、深いところから水を汲むのかで水の勢いは比例します。
では水が出なくなるのは?
答え:汲み上げる量に対して、湧く水量が不足してしまうからです。

お宅によって状況が違いますので、大枠でお伝えしています
例えるならば、コップの水をストローで飲み干した状態です。
ストロー(パイプ)が水に浸っていないから飲む(汲み上げる)ことができません。
正常ならば、ストローで水を飲んでもコップの底から地下水がどんどん湧いてきますので、いつでもコップの水は満たされているのです。
ところが、このバランスが崩れるとストロー(パイプ)が水に浸かっていない状態になってしまいます。
この現象が2月3月で結構多いということですね。

こうなると水がでません。。

ずっと使っていたら、水の勢いが弱くなるけどしばらくすると元通りになる
ということもしばしば耳にしますが、これは時間が経って水が湧いた、元に戻ったということになります。
でもお風呂などで、たくさんの水を出すと水の勢いが悪くなってしまう。
この繰り返しです。
解決策は様子見です。
季節が経てば、

そういえばそんなこともありましたなあ
くらいの感じになります。
あるいは状況をみて、さらに深くパイプをいれなおしたり、少し水を汲み上げる量を調整したりと解決策もそれぞれ異なります。
解決策はそれぞれ
解決策はそこのお宅によって違います。
そもそも「水位」の問題かどうかさえ調べてみなければなりません。
ただ必ず申し上げることができるのは、

原因は必ずあります
真実はいつも1つ!とコナン君ではありませんがww
物事には必ず原因と結果があります。
「これを直せば直ります」と原因がはっきり事前にわかるときはいいのですが…
そうでないときもあります。

むしろそうでないときのほうがおおいかも…
「試しにこれを改善してみましょう」といって
改善したら「やっぱりあれが原因だったんですね」
と後からわかる場合も山ほどあります。
大切なことは事前に説明を行い、リスクや費用や原因をきちんとお客様にご理解して工事内容をお伝えすることだろうと思っています。
もし井戸ポンプでお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。
なるべくわかりやすいように、お伝えできるように頑張ります。
それでは。