お世話になります。
水道屋の江頭です。
今回は「簡易水洗トイレ」の交換です。
簡易水洗とはトイレの一種ですが、
ご覧いただいている方は簡易水洗が備えつけられているお宅だろうと思います。
ですので簡易水洗トイレがどんな便器なのかの説明は割愛させていただきますが、
通常の水洗トイレと比べて設置してあるお宅が少ないトイレです。
そのため、
我が家のトイレって普通のトイレと違うけれども、普通の設備屋さんに修理をお願いしてもいいかな…
と心配されるお客様のいらっしゃるようです。
今回はそんなお客さまです。
お客様からのお問合せの内容
こんにちは。ちょっと教えてください。
お問合せありがとうございます。お困りごとはなんでしょうか?
はい。ウチは簡易水洗トイレなんですが、修理や交換って御社でできるんでしょうか?
ええ、もちろんです。結構お問合せもありますよ。
本当ですか?よかった。普通の便器と違うトイレだから、どこに頼んでいいかわからなくて…
そうでしたか。それはご不便でしたね…私のところでも承ることはできますし、一般的なトイレ工事をしてある設備屋さんならどこでも対応できると思いますよ。
そうだったんですね。心配して損しました(笑)
ははは。
簡易水洗トイレというのは、一般的な水洗トイレと比べて作りがシンプルで、設置の手間も水洗トイレとあんまり変わらないんですよ
そうなんですね。実は臭いが前と比べると強くなっているような気がして。
そうなんですね。臭突ファンはきちんと回っていますか?
臭いの原因は?
臭突ファンというのは屋外についている、トイレの臭いとりの換気扇のことです。
便槽から煙突のようなパイプが伸びて先端にロケットみたいになっているのが
臭突ファンです。
簡易水洗トイレは汲み取り式ですので、便槽という便をためておく入れ物があり、そこから臭いが上がってくるため、この「臭突ファン」は必須となります。
ちなみに田舎のホームセンターに行くと普通に在庫してあります。
もし壊れてもすぐに取替ことができます。
価格は3000円くらいでご自身でも簡単に交換することが可能です。
ええ。臭突ファンならきちんとまわっています。
そうですか。でしたら、便器にきちんと水は溜まっていますか?
あれ?言われてみれば溜まってないような…そういえば前は溜まっていたように思います。
なるほど。おそらくその隙間から臭いが少し漏れてきているんでしょう。
臭いの原因その2
簡易水洗で水を流すときに、レバーを手前に引くと思います。
そのレバーと連動して、便器の底のパカパカが開くと思います。
このパカパカを「フラッパー」と言います。
正常な状態は便器の底には少量の水が溜まっていないといけません。
水があることによって、隙間がないことを表しています。
もし隙間があれば、水が抜けるため、同時に臭いが上がってくることを意味しています。
今回はそんな状態です。
ちなみに修理できるかという問い合わせもありますが、
このフラッパーの修理非常に手間がかかります。
(実際はやったことはありません…)
便器を外してひっくり返しての修理になりますので、これは新品を取り換えるときの手間とほぼかわらず、費用対効果の観点から新品交換したほうが良い場合がほとんどです…
このため、簡易水洗の心臓部であるフラッパーが壊れたら、新品交換したほうがいいと思っていただいていいと思います(少し乱暴な見解になりますが…)
新品に交換工事です
なるほど、そういうことだったんですね。じゃあ新品に交換しましょう。もう15年も使用した便器です。ちょうど交換どきじゃないでしょうか
私もそれが良いとおもいます。
ということで工事です。
こちらの便器を交換していきます。
一見まだまだしようできそうなトイレですね。
大事に使ってあったんだなと恐縮致します。
ですが、本来溜まっているべき水が溜まっていません。
隙間があるためここから臭いが上がってきます。
便器を外すために、給水管の接続も外します。
給水の入り口にストレーナーという網が入っているのですが、その網が異物でいっぱいでした。
こちらでは井戸水を使用されているので、井戸水から上がってくる砂などの異物が、ここに溜まります。
こちらの便器は左右2本のボルトで固定されているようです。
ボルトを取って…
オーバーフロー管を取ると便器が取れます。
便器を取るとフランジと呼ばれる設置のための部品が出てきます。
このフランジを外して新しいものと取り替えます。
フランジはビス4本で止まっていますのでビスを取ると、フランジが外れます。
無事にとれましたので、新しいフランジをとりつけていきます。
ビスで固定したら、便器を固定するボルトを挿入します。
左右1本ずつ入れていきます。
分かりにくいですが、さきほど挿入したボルトが便器を乗せた時に、ちょうど便器に噛むように設計されています。
出てきたボルトをナットで挟むように締めこむと、便器が固定されます。
便器が固定されたら、今度はタンクを乗せます。
レバーを手前に引くときにフラッパーがきちんと連動するように、金具をしっかりとりつけます。
次に止水栓を交換します。
外した止水栓がこちらです。
井戸水ですので止水栓がつまりかけていました。
井戸水あるあるです。
やはりこのタイミングで新品交換されてよかったと思います。
水が出なくなる一歩手前です。
クリーニングすれば、結構きれいになります。
クリーニングするのは当たり前といえば当たり前ですが、こいういう細かい仕事をしない業者もいます。
個人的に思っていることですが、仕事は細部が大事かなとも思っています。
悪質な業者は「追加料金がかかる」というならまだいいほうで
「他の給水管も危ないので給水管全部交換してください」
という高額な営業をかけてきますので要注意です。
止水栓も新品に交換です。
給水管を接続したら水漏れがないことを確認します。
水漏れがなく、無事に作動したら完成です。
最後に養生テープをはがします。
ちゃんと水を溜まっています!!
よかったです。
以上で工事完成です!!
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