お世話になります。
今回はトイレ水漏れです。
便器からチョロチョロ水が漏れることを我々は略して「便チョロ」と呼んでます。
そのまんまですね…
その便チョロが佐賀市内でご依頼いただきました。
お客様が依頼されようと思ったきっかけは、水道局からのお手紙だそうです。
「漏水のおそれがあります」
との文言…
水道局の検針の人が、前月と比較してあまりにも使用量が増えている場合お知らせがきます…
そういえば、トイレがチョロチョロ漏れていたな…と思い当たるところがあったので、大慌てでご連絡いただいたようです。
トイレの水が少しづつ出てるの…どうしたらいいかしら…
そうなんですね…
症状はいつくらいからですか?
そうね、もう1週間くらいなるかしら
1週間ですか…
心配なのは水道料金です。
料金は上がってないですか?
そうです!すごく!
やはりこれが原因かしら?
まだパッと拝見しただけですが、その可能性は高そうですね…
このくらいの水漏れでそんなに上がるものかしら?
そう思われるお気持ちはわかりますが…実はそうなんですよ。水漏れを侮ってはいけないんです…たがが水漏れ、されど水漏れです。
お客様は「1週間くらい」とおっしゃいましたが、水道料金に反映しているので気づかなかっただけで2、3か月前から少しずつ漏水していたのだろうと推測されます。
漏水がひどくなり、チョロチョロ音が聞こえてきたため、気が付かれたということだと思います。
一般的に
「ポタポタ漏れで風呂おけ一杯」
と言われております。
ポタポタと蛇口から水がもれていると一晩で風呂おけ一杯分に相当する水が漏れているという意味だそうです。
ポタポタは放っておくとやがて細い糸になります。
ポタポタというふうに「点」だった漏れが次第にツーっと「線」になりその線がだんだん太くなっていく…
おのずと水道使用量はさらに上がってしまいます…
えーっ?そうなのっ?早く電話すればよかった…
いえ汗 気が付かなかったのなら仕方ありません。今度から気をつけていただくといいかもしれないですね。
わかりました。今度からわかったらすぐお願いするわ。
ということで、点検開始です。
メーターを見にいくとたしかに回っています。
水を使うとこのパイロットというコマがクルクルっと回転します。
知らないかたや見たことがないという方はぜひ見られてください。
結構おもしろいと思います。
水を出すと
ギュイーン
っとものすごい速さで回るんですよ。
でも漏水の場合はジワーっと回転するんですね。
一般家庭のメーターは、ほとんどが流量型というメーターが付けられているため、水がどれくらい出ているのかはパイロットの回り方と比例します。
早く回っているならそれだけ多くの水を使っていることになるんですね。
逆に流れているお水が少量の場合はゆっくりと回転します。
ただ、少量でも必ずパイロットに動きとしてメーターに反映します。
今回もゆっくりじわーっと回ってました。
たしかに漏水しています。
では本当にトイレが原因か?
他からも漏水している可能性もあるのでは?
と考えなければなりません。
点検は消去法です。
あらゆる可能性を潰していって最後に残ったものが原因です。
まずはトイレだけの水を止めてみます。
そしてもう一度メーターを見る。
するとメーターパイロットはピタッと停止しています。
つまり水道料金が高くなった原因はトイレの水漏れが原因だったということです。
逆に言うと他に問題はないということでもあり、トイレさえ修理すれば大丈夫だということです。
というわけでトイレの修理です。
水漏れの原因がこれです。
フロートバルブという部品でわかりやすくいうとゴム栓ですね。
手が真っ黒なのがわかりますでしょうか?
これ溶けているのですね。
長期間ゴムが水につかっているので溶けるんです。
だから隙間ができて水が漏れるんですね。
今回はお客様の意向もあって、フロートのゴム栓を交換作業させていただきました。
水漏れが止まって、安心されたようです。
今回の金額は8000円と部品代1000円の合計費用9000円いただきました。
トイレの水漏れに関する問い合わせは多いです。
漏水調査も結構あります。
水道代が高くなった
トイレの水がもれている
などのお困りごとはお気軽にご相談下さい。
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