お世話になります。
水道屋の江頭です。
今回は前回の記事の続きです。
工事編と題しまして、工事をどのように進めるのかをご紹介していきたいと思います。
ちなみに前回の記事はこちら
さて、トイレの交換工事ですが、よほどの想定外がなければだいたい2時間程度で完了します。
グレードは工事時間に影響は少ないです。
タンクレスとか、高級だからすごい時間かかるんじゃないの?
とおっしゃる方がたまにいらっしゃいますが、そんなことはありません。
ですので、どんな便器であってもだいたい2時間程度で完了致します。
費用の側面から申し上げても、グレードが高くなれば費用も高くなりますが、あくまでもそれは商品代が高額になるだけであって、工事費は同じなんですね。
強いていえば、
〇床がコンクリートやタイル
〇現場から車まで距離がある
〇マンションなどで、道具や資材の運搬に時間がかかる
こういった場合は時間がかかる場合もあります。
ちなみに手間がかかるからといって、よほどのことがない限り、工事費が高くなるということはありませんのでご安心ください。
一体型の便器を交換します!
トイレを実際に工事している様子です。
過去の記事でもちょこちょこ取り上げているので、興味がある方はぜひご覧ください。
こちらか今回交換するトイレです。
ちょっと、タンクの蓋がとれていますが…
お気になさらず…
こちらのトイレはいわゆる一体型とよばれる便器です。
通常は便器+タンク+便座(ウォシュレット)という仕様に対して
こちらの便器は、タンクとウォシュレットが一体になっているためです。
リモコン付きです。
リモコン上部の「大」「小」ボタンで流すことができます。
一体型のデメリットは
〇故障した際に修理に費用と手間がかかりがちなこと
〇一体型のため、タンクのみやウォシュレットのみの交換ができないこと。
一方メリットは
〇すっきりとしたデザイン。
〇高級感のある存在感
〇豊富な機能
というところでしょうか。
こちらの一体型の便器を交換してまいります。
便器を取り外す
便器を外すためには、側面からアプローチしていきます。
カバーを取り外すと、ナットがでてきますので、ナットを外すことによって意外と簡単に取り外すことができます(写真が少なくて申し訳ありません…)
ちなみにホースが一本出ていますが、これは給水ホースです。
通常この給水ホースは、組み合わせ型の便器の場合
「タンクに水を入れる給水ホース」
「ウォシュレットに水を入れる給水ホース」
と2本出ていますが、これに対してこちらの便器は一体型ですので、1本しかありません。
だからスッキリ見えるのですね!
余談ですが、タンクレスになってくると、ホースが便器の中に隠れるので、見た感じホースは存在しないように見えるんですね。
すごいです(余談です)
本当写真が少なくて申し訳ないですが、タンクを取り外したら、次は便器です。
便器はメーカーや年式によって場所は様々ですが、便器の後ろ側でビスで固定されています。
このビスを外すと、便器が外れます。
便器を取ると、ソケットという部品が見えます。
ソケットは排水につながっていて、排水と便器を繋ぐ役割をしているのが、このソケットです。
古いソケットを新しいソケットに交換します。
古いソケットを外すと排水管が見えます。
排水管はだいたい、壁から20センチのところに立ち上げてあります。
今は壁から20センチは共通規格になっていますが、20年以上前は、この排水の位置が便器によってマチマチだったので、そこを調整する作業が必要になってきます。
ちなみにこの調整も無料の範囲内です(すごいでしょ?)
新しいソケットを取り付けます。
あとは逆手順で大丈夫です。
新しい便器を乗せて、ビスで固定します。
次にタンクです。
タンクがつくと一気にトイレらしくなりましたね。
ちなみに色はホワイトがおススメです!
今回はオート洗浄機能希望でしたので、ユニットを取り付けていきます。
これがオート洗浄ユニットです。
こんな感じでユニットを取り付けます。
オート洗浄機能を付帯することで、リモコンの「大」「小」ボタンでリモコン洗浄することができます。
よく言われるのが「オート洗浄はいらないが、リモコンボタン洗浄はつけたい」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
このような場合はオート洗浄ユニットを取り付けたあと、オート洗浄機能のスイッチをオフにするという手順を踏めば大丈夫です。
ただ「オート洗浄」と「リモコンボタン洗浄」は1つの機能ですので、どちらか片方だけというわけではありません。
最後に
今回は一体型のトイレから、組み合わせ型のトイレへ交換致しました。
組み合わせ便器の
デメリットは
〇デザインは普通
一方メリットは
〇コストパフォーマンスに優れている
〇故障は悪い部分だけ取り換えればいい
という感じでしょうか。
デザイン面をこだわらなければ、最大の選択肢になってくると思います。
でもショールームとかにいくと、いいやつが欲しくなるんですよね(笑)
今回の費用は13万円程度です!
それでは!