筑後市で井戸の水中ポンプの交換設置をお安くさせていただきました！

お世話になります。

 

水道屋の江頭です。

 

今回のご依頼は「水中ポンプ」の交換です。

 

井戸、つまり地下水を汲んで生活に利用するときに、井戸ポンプは一般的ですね。

↑こういうのです。

写真のポンプが地下水を汲み上げ、汲みあげた水に圧力をかけて押し出す。

これが井戸ポンプの仕組みです。

 

これに対して「水中ポンプ」という仕組みがあります。

文字どおりポンプを水中にいれて、地下から水を押し出します。

 

井戸ポンプは「地上から吸い上げる」

水中ポンプは「地下から押し上げる」

といえば、わかりやすいでしょうか。

 

一般家庭でもたまに水中ポンプを採用さているお宅もありますが、家庭用は井戸ポンプが普及しています。

 

工業用や施設になると水中ポンプを採用しているところも多いです。

 

水中ポンプの特徴は、モーターが地下深くにありますので、音が聞こえません。

 

ものすごく静かです。

そしてパワフル。

地下水を揚水する効率がいいので、水をジャンジャン使うとき場合は水中ポンプがいいです。

 

デメリットは井戸ポンプに比べて高価なこと。

また、交換に手間がかかること。

それと、井戸ポンプにくらべて在庫の品ぞろえが少ないこと。

 

などが挙げられます。

 

さて、本題です。

とある工場からのご連絡でした。

というわけで、現地調査です。

 

原因はいろいろ考えられます。

〇制御盤の故障（電力が伝わっていない）

〇漏電

〇水が枯渇している

〇モーターに異物が噛んでいる

などです。

 

水が枯渇していれば、そもそもポンプは動かない仕組みになっていますので、少ないながらも水がでているということであれば、水が枯れているとは考えにくいです。

 

となると、制御盤かと思いましたが、制御盤も異常ありません。

電気のちゃんときています。

 

修理をしようと思っても地下何十メートルに入っている１００キロを超えるポンプとパイプを引き上げるには、ユニック車（クレーンがついている車のこと）が必要です。

 

また、修理するには一旦メーカーに預けなければならず、時間がかかってしまいます。

 

現実的には問題のあるポンプを引き上げたあとは、新品のポンプに交換するということになります。

その後、一日も早く通常業務に戻さなければならないという理由で、工事を発注していただきました。

 

早速工事です。

工事当日は雨の心配もありましたが無事に晴れてくれました。

内容は単純です。

ポンプを引き上げて、また入れるだけ。

 

ただ、重さは１００キロを超えるため人力では無理です。

 

また地下の何メートルパイプが入っているかわからないため、鋼管（鉄パイプ）を切っては引き上げ、切っては引き上げの作業を繰りかえします。

 

引き上げるとき、なぜ水量が少なくなったかが判明することになります。

↑これは、パイプの断面です。

すごいですね。

地下水ってこうなるときがあります。

簡単にいうと、鉄分が付着しています。

私も詳しくはわかりませんが、ならない土地もありますので水質によるものだと思います。

人間に例えるなら、動脈硬化で血管が詰まっている症状に似ています。

これは引き上げたパイプです。

変色してしまっています…

 

後でわかったことですが、ここらへんの地域は金気（かなっけ）が強い地域であるようでした。

 

写真を撮り忘れてしまいましたが…

水中ポンプはこういったものです。

 

こういうポンプがパイプの先に取付られています。

入れるときは逆の手順です（当たり前ですが）

 

鋼管を継ぎながらゆっくりと慎重に管をいれていきます。

 

無事に交換完了です。

 

最初は濁った水が出ており、きちんときれいな水が出るか不安でした。

 

幸い３０分程度濁った水は出ましたが、徐々の透明になり安心いたしました。

 

 

デメリットの一つにも書きましたが、受注生産品だったようでお客様に１週間程度お待たせしてしまいました…

お困りのところ、心苦しかったです…

今回の工事費は約５０万円でした。

 

パイプの長さなどで見積が変わってきますので、参考になるかわかりませんが…

おおよそ４０万円から６０万円が相場というところでしょうか…

 

井戸や地下水でお困りの際はぜひご連絡ください。

お手伝いさせてください。

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