お世話になります。
水道屋の江頭です。
令和元年に立ち上げた水道屋の事業も、早いもので令和も7年目に突入しようとしています。
おかげさまで、何とか事業を継続することができておりますことを心から御礼申し上げます。
だたし事業拡大ということでもなく笑
相変わらず1人でコツコツと営んでおる次第です。
ホームページもリニューアルし、さらに仕事に邁進したいと思っています。リニューアルはもちろん開業前からサポートしてくださっている石川さん、本当にありがとうございます。
さて、今回は自己紹介その②です。
その②を書き起こしたいと思ったのは、お客様からの一言にインスピレーションを受けたからです。
それは
だからtechnical(技術)が入っているんですね
という言葉でした。
一年の半分以上を海外で仕事をされているお客様でしたので、つい英語が出たのだと思いますがこれがとてもかっこよく心に響きました。
お客様は設計のお仕事をされている方です。
技術の楽しさや面白さ、そして大切さを肌で感じている方からそう言っていただいたものですから嬉しかったですね。
おっしゃるとおりです!そういう意味で屋号に「技術」と入れました!
というわけで屋号に「技術」をいれた思いについて少しお伝えできればと思います。
スーツネクタイの営業マンだったころ
水道屋をする前は営業をやっていました。
(就活するとき)ブルーカラーの仕事なんかしたくない
という偏見があり、スーツをきて仕事するのがかっこいいと考えていました。
営業職の最後のほうは保険の営業をしていました。
そこで肉体的にも精神的にもボロボロになります。
その時の惨めな体験は今でも夢に出てきます。
挫折や絶望という言葉がピッタリあてはまります。
毎月赤字で気づいたらキャッシングで借金50万円を超えたところで我に返りました。
50万円もの大金、どうやって返せばいいのだろうか
手取り12万円の私には50万円というのは途方もない金額です。
なかなか辞めさせてくれない会社を逃亡するように辞めました。余談ですが今は退職代行というサービスがあるそうですね。
求人にたまたまあった水道屋
さて辞めることに成功した保険代理店。
新しい仕事を探すことに。なにせ50万円の大金を返済しなくてはなりません。
まったく新しい営業とは関係ない仕事をしたい
それは営業というトラウマからの拒絶だったと思います。真逆の仕事をしたい。そう思っていました。
ですが今の自分にあるものとすれば「50万円の借金」とこれまで着てきた「スーツとネクタイ」だけ…
何にもないやん…
求人案内を買ってきて目に留まったのが「水道屋」でした。本当たまたまです。
それはかつて自分がどこか見下していたブルーカラーの仕事。真逆の仕事のような気がしてこれしかないと思いました。
それが水道屋になったきっかけです。
江頭さんはどうして水道屋になろうとおもったの?
いや、たまたま求人にありまして…
といつもお答えするのですが、嘘じゃなくて(経緯はあるものの)本当なんです笑
水道屋という仕事
世の中いろいろな仕事がありますが、この仕事に出会えてよかったと思っています。
偶然求人案内に載っていただけでしたが、とても幸運でした。
仕事の自由度は専門的スキルと相関があるというデータがあります。
ひいてはそれは人生の幸福度につながります。
たしかに技術も何にもないサラリーマンのころは競争競争で不自由だったなあ…
水道屋という仕事で経験を重ね、できることが増えていくうちに独立という選択肢を得ることができました。
これは仕事の経験から「技術」が蓄積されていったからです。
サラリーマンのころは会社をやめたら残るものは借金とスーツでしたが、水道屋は会社を辞めても技術が残り、それを担保に別の会社で働くことができたり独立すらできるという対照的な人生だったのです。
手に職とよくいわれますが、本当にそうだと思います。
自分を職人というには、おこがましいですが技術やスキルの重要性は骨身に染みてわかっています。
技術で人生を好転することができたと個人的には思っています。
そういう思いから屋号に「技術」という文字をいれました。
ちなみに息子の名前をつけるときにも同じ意味合いで「巧」という文字を入れました。いつか見てくれるといいな。
これからもこの技術(technic)を磨き続けていきたいと思っています。
開業6年目。
そろそろ板についてきたんじゃない?
と母親から言われたときに
なんがやろうか。まだまだたい。
と返事をした足で向かう先が、昨日工事した部分がどうしても気になって(家のカギちゃんとかけたかなと気になる現象と同じ)現場チェックに行っていると
当事者意識だけは少しはマシになったのかも
と思いながら到着後、現場チェック。
ちゃんと施工できているのを確認して安心する日々です。
これからもお客様と地域に愛される水道屋を目指してやっていきますので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。